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2021年11月28日 (日)

社会情勢

文化遺産国際協力コンソーシアム 「海と文化遺産-海が繋ぐヒトとモノ-」シンポジウム

START 14:00
END 17:00
料金 無料
配信媒体 Zoom

文化遺産国際協力コンソーシアムは11月28日(日)に「海と文化遺産-海が繋ぐヒトとモノ-」シンポジウムを開催します。

ヒトとモノの交流の舞台としての「海」を見つめ直すため、海に関わる文化遺産をめぐる国際的な研究や保護の動向、世界各地における海の文化遺産にまつわる取り組みの事例や日本人研究者の関わりを紹介するとともに、この分野での国際協力に日本が果たしうる役割についても考えたいと思います。


絶え間なく波が打ち寄せる、青々とした海。地球の約70パーセントを占める海。この海からヒトとモノの交流を見ると、一体、どのような景色が見えてくるでしょうか。

海は、私たちに豊かな恵みをもたらすだけでなく、古来よりヒトとモノが行き来する舞台であり、「道」でもありました。陸上の「道」と同様、「海の道」もヒトとモノの交流の舞台であったことは間違いありません。ヒトは、危険が待ち受けることを知りながら果敢に海へと漕ぎ出し、海のかなたに広がる別の世界を目指してきました。海を介して出会った異なる文化は、新たな文化や文明、そして、現在の世界を生み出したのです。
このようなヒトとモノの交流の舞台、そして海の道とともに育まれた人々の営みや当時の社会、歴史、文化を物語る証人として、海に関わる文化遺産が世界各地に残されています。それらは、ガラスや陶磁器といった交易品や、海と陸の接点となる港町、海底に横たわる沈没船など有形のものから、漁に関わる技術や航海術、海の信仰など無形のものまで、多岐にわたります。近年では水中にある文化遺産の調査も進み、最先端の技術や分析手法を通じて、海を介して運ばれてきたモノの由来も具体的に解明できるようになってきました。


一方、世界の歴史を考える上でも、「海」が果たしてきた役割に着目し、地域間の相互関係の全体像として地球規模にとらえ直そうとする見方が大きな流れの1つとなっています。これに伴って、海を介した交流を示す文化遺産の調査や研究、そして保護においても新たな視点が求められています。

このような状況を受けて、文化遺産国際協力コンソーシアムでは2020年度より、海に関わる文化遺産を対象に、国際協力調査「海域交流ネットワークと文化遺産」を実施してきました。くしくも2021年は「持続可能な開発のための国連海洋科学の10年」の1年目にあたります。古くからのヒトと海の関わり、そしてその証拠となる文化遺産を新たな視点で見つめ直すことは、これからの持続可能な海の利用を考える上でも重要なカギとなることが期待されます。

本シンポジウムでは、ヒトとモノの交流の舞台としての「海」を見つめ直すため、海に関わる文化遺産をめぐる国際的な研究や保護の動向、世界各地における海の文化遺産にまつわる取り組みの事例や日本人研究者の関わりを紹介するとともに、この分野での国際協力に日本が果たしうる役割についても考えたいと思います。


【内容】
「沈没船研究の魅力と意義 ―うみのタイムカプセル」
/佐々木蘭貞(一般社団法人うみの考古学ラボ)

「海の路を拓く- 船・航海・造船」
/木村淳(東海大学)

「海を越えたガラスビーズー東西交易とガラスの道」
/田村朋美(奈良文化財研究所)

「海を行きかう人々 ―海を渡ったイスラム商人」
/四日市康博(立教大学)

「海と陸がまじわる場所 ―アジア海域世界の港市」
/布野修司(日本大学)

フォーラム『海によってつながる世界』
/モデレーター:石村智 コメンテーター:周藤芳幸(名古屋大学)、伊藤伸幸(名古屋大学)

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