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社会情勢

インド人から見たカースト、「逆差別」にあったから僕は日本へやってきた

START 20:00
END 22:30
料金 ¥1,800
配信媒体 Zoom

「インドではカーストが高いと損をする。『カーストの逆差別』を受けたから、僕はインドを出た。そして日本にやってきた」

こう語るのは、インド西部の街プネーから日本の埼玉にやってきて6年経つアトレー・シュレヤスさん。26歳。アトレーさんはいま駒沢大学の大学院で法律を勉強しています。将来の夢は日本で弁護士になること(日本語もペラペラです)。


「カーストの逆差別」とは何か。シンプルに説明すると、インド政府は独立当初から、カースト差別を憲法で禁止し、カースト差別を是正する措置をとってきました。この措置を「留保制度」(アファーマティブアクションのひとつ)といいます。具体的には、カーストが低い人たちに「優先枠」を設け、大学に入りやすくしたり、公務員になりやすくしたりしているのです。

社会的に差別されてきた/いる人たちを優遇する――。これ自体は必要なこと。と同時に、忘れてならないのは、こうした是正措置の裏で、逆に差別を受ける人たちもいるということです。言ってみれば、カーストが高く生まれた人たちにとっては、大学に入るのもカーストが低い人に比べて難しくなり、苦しんでいるという事実です。


たまたま高いカーストに生まれてしまったアトレーさんは本音をこう漏らします。

「留保制度(是正措置)をやめるべきだ、とは思わない。ただ、優遇の度合いがやりすぎだと思う。カーストが低く生まれていたら、僕はたぶんインドにずっといた」

タブーであるカーストについて、インド人(若者)から本音を直接聞ける機会はまずありません。インドへ行ったことのある方ならわかるはず。すごく貴重です。しかも日本語で。

アトレーさんのお話を聞いて、皆さまに考えていただきたいのは、インドの「留保制度」がアリかナシかといった単純化した答えではありません。平等とは何か(集団としてとらえるか、一個人としてとらえるかによっても変わります)、民主主義とは何か(数の論理でいえば、カーストが低い人が圧倒的多数。つまりカーストが高い人の声は反映されにくい)といったことです。


この講演会はオンライン(Zoom)で開きます。世界中のどこからでも参加できます。しかもganasサポーターズクラブ(途上国を盛り上げ、途上国から学ぶコミュニティ)に入っておられる方は無料。ganasサポーターズクラブにまだ入っていない方はこの機会にどうぞ。同時入会でも無料となります。

*この講演会は厳密には、途上国を専門とする非営利メディアのganasが現在開講中の「グローバルライター講座」のアクティビティのひとつ「模擬記者会見」です。受講者以外の方にも特別公開します。オブザーバーとしての参加となるため、質問はできません。ご容赦ください。


■こんな方におススメ
・インドが好き/に興味がある
・インドで活動している/したいので、知られざるカースト事情を知っておきたい
・カーストについてインド人はどう思っているのか、インド人の若者から生の話を聞きたい(あくまで一人のインド人の意見です)
・カーストが低い人を優遇する「留保制度」(アファーマティブアクションのひとつ)について知りたい
・留保制度の「裏側」を詳しく知りたい
・世界各地に残る差別とその是正措置について学んでいる
・中国を抜き、世界最大の人口をもつ国になるインドについて、普通では学べない知識を入れておきたい
・数の論理がものをいう民主主義について考えたい
・差別を是正する難しさ、平等とは何かを考えたい
・国際協力の仕事に将来就きたいと思っているので、いろんな国のことを知っておきたい
・インド人がなぜ、落ち目の日本にやってくるのかに関心がある

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